5%の緻密な計算と95%の思いつきで綴る、日々の雑感。
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偶然の隣人
隣の人の顔さえ知らずに、毎日ただすれ違うだけ。
それが、ここ東京で暮らすためのルールである。
そんな心渇いた街で、その日もオレは終電間際の列車に乗り込み、
帰宅の途についていた。

今日はちょっとだけ電車が空いている。
座席にゆっくりと腰を下ろし、しばらくぼんやりしていた。

渋谷駅で、オレの隣の席に人が座った。
顔はよく見えなかったが、体型がやや小太りの学生風の男。
とたんにオレの場所が狭くなった。

しばらくしてふと視線を横にやると、その小太りの男が携帯でメールを打っている。
そしてこの歳にしていまだに裸眼で視力1.5のオレは、
計らずもその文面を読みとってしまった。

≪どうも〜、巨泉です!≫

…見てえ。
どうしても、こいつの顔を真正面から。
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| 殴り書きメモリーズ | 01:37 | comments(1) | trackbacks(0) |
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