5%の緻密な計算と95%の思いつきで綴る、日々の雑感。
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2010年ベストCD
1. ファンファーロ「Reservoir」
2. Letting Up Despite Great Faults「Letting Up Despite Great Faults」
3. ソウル・フラワー・ユニオン「キャンプ・パンゲア」
4. 相対性理論「シンクロニシティーン」
5. Spangle call Lilli line「forest at the head of a river」
6. Spangle call Lilli line「VIEW」
7. マイス・パレード「What It Means To Be Left-Handed」
8. ベル・アンド・セバスチャン「Write About Love」
9. ポール・ウェラー「Wake Up The Nation」
10. トレイシー・ソーン「Love And Its Opposite」
11. くるり「言葉にならない、笑顔を見せてくれよ」
12. Buffalo Daughter「The Weapons Of Math Destruction」
13. エレファントカシマシ「悪魔のささやき 〜そして、心に火を灯す旅〜」
14. ケミカル・ブラザーズ「Further」
15. ヨンシー「Go」

▼選考基準:
◎ベスト盤や企画コンピなどは対象外。
◎シングルやミニ・アルバムは対象。
◎DVD付アルバムなどのDVD部分については除外して考える。

▼総評:
◎CD不況なんて言われる昨今ですが、実はここ数年で最もCDを買った1年でした。
そして、ここに挙げきれなかった良作もたくさんあり、
近年では珍しく“何を外すか”の選考に悩むことに。

◎チャート常連組が堅実にランクインする中、
1のFanfarloと2のLetting Up〜は、ともにこれが1stアルバム。
1はバンド・サウンド、2はエレクトロと、サウンド志向性こそ違うものの、
細部にまで手の込んだアレンジの中に、人懐っこいメロディラインを際立たせ、
微かなセンチメンタリズムを添えて聴かせるのが、この2組の共通点。次作も楽しみです。

◎3のソウル・フラワー・ユニオンは、前作「カンテ・ディアスポラ」が
バンド史上最高作だと思っていたら、今作でさらにそれを上回る傑作を出してきた!
ほぼ同時期デビュー13のエレカシも、何度目かのバンド円熟期を迎えつつ
あることを思わせる、充実した内容のアルバムでした。

◎全体の傾向としては、リズムやビート主体の体感的サウンドが影を潜め、
メロディアスな作品が台頭してきた1年だったように思います。
音数を削ぎ落として音の空間を作る“引き算の美学”が確立された00年代を経て、
10年代は、そこに何かを足すことで独自のカラーを打ち出す動きが
進行するのではないでしょうか。

JUGEMテーマ:音楽

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