5%の緻密な計算と95%の思いつきで綴る、日々の雑感。
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偶然の隣人
隣の人の顔さえ知らずに、毎日ただすれ違うだけ。
それが、ここ東京で暮らすためのルールである。
そんな心渇いた街で、その日もオレは終電間際の列車に乗り込み、
帰宅の途についていた。

今日はちょっとだけ電車が空いている。
座席にゆっくりと腰を下ろし、しばらくぼんやりしていた。

渋谷駅で、オレの隣の席に人が座った。
顔はよく見えなかったが、体型がやや小太りの学生風の男。
とたんにオレの場所が狭くなった。

しばらくしてふと視線を横にやると、その小太りの男が携帯でメールを打っている。
そしてこの歳にしていまだに裸眼で視力1.5のオレは、
計らずもその文面を読みとってしまった。

≪どうも〜、巨泉です!≫

…見てえ。
どうしても、こいつの顔を真正面から。
メール送信後、すぐに巨泉の携帯が鳴る。
「もしもし。あーごめん、まだ原宿。あと12〜3分くらいで。
いけふくろうの側だよね?うん、わかった。じゃまたあとで」

さてここで問題。巨泉はどこまで行くつもりでしょう?
オレの頭の中で、突如「クイズダービー」が始まる。

「ひとりを除いて、みーんなおんなじ答え。せーの、ドン!」

◎篠沢教授 五反田
◎斉藤慶子 池袋
◎はらたいら 池袋
◎竹下景子 池袋
◎ゲスト枠 池袋

まあそんなことを考えながら、まもなくしてオレの降りる新宿駅に到着。
巨泉の顔をチェックする絶好のチャンス到来である。

オレは座席から立ち上がったその動作から、違和感のないように
そのまま巨泉の方向に視線を向けてみた。
そして次の瞬間、ついにオレは巨泉の顔の全貌を捉えた!のだが…

ん?巨泉か?
どちらかと言えば、キャイーンの天野くんに似た男だった。
| 殴り書きメモリーズ | 01:37 | comments(1) | trackbacks(0) |
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篠沢教授の五反田っ!超ぉーおもしろい!
| kellogg | 2006/12/26 5:24 PM |









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