5%の緻密な計算と95%の思いつきで綴る、日々の雑感。
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偶然の隣人
隣の人の顔さえ知らずに、毎日ただすれ違うだけ。
それが、ここ東京で暮らすためのルールである。
そんな心渇いた街で、その日もオレは終電間際の列車に乗り込み、
帰宅の途についていた。

今日はちょっとだけ電車が空いている。
座席にゆっくりと腰を下ろし、しばらくぼんやりしていた。

渋谷駅で、オレの隣の席に人が座った。
顔はよく見えなかったが、体型がやや小太りの学生風の男。
とたんにオレの場所が狭くなった。

しばらくしてふと視線を横にやると、その小太りの男が携帯でメールを打っている。
そしてこの歳にしていまだに裸眼で視力1.5のオレは、
計らずもその文面を読みとってしまった。

≪どうも〜、巨泉です!≫

…見てえ。
どうしても、こいつの顔を真正面から。
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| 殴り書きメモリーズ | 01:37 | comments(1) | trackbacks(0) |
焼きいもレボリューション
♪石や〜き〜いも〜 や〜きいも〜

毎年、寒い季節になると街に響きわたる風物詩。それが石やきいもの移動販売である。
この魅力的な声に、心知れず足を止めてしまう人も少なくないだろう。
ところがそんな焼きいも界にこの冬、どうやら異変が起こっているようなのである。

そう、JR中央線の武蔵境駅南口に出没する焼きいも屋だ。
この焼きいも屋、呼び込みの
♪石や〜き〜いも〜
の声に、ものすごく、ものすご〜くコブシを効かせているのである。

あえて文字にしてみるならば、

♪いぃいぃしやぁあぁあぁきいもぉおぉぉ やぁきたてぇえぇえぇ やぁきいもぉおぉおぉ

まあこんな感じで、この強烈なこぶしのまわし方には、恐らくサブちゃんもビックリである。
サブちゃんといっても、石倉ではないので念のため。

そして先日、さらなる展開が起きた。
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| 殴り書きメモリーズ | 23:47 | comments(2) | trackbacks(0) |
右側に気をつけろ(後編)
前編からの続き)

3つ並ぶ小用の便器の一番左が使われていたので、オレは真ん中を選ぶ。
と、すぐに右側の便器にも人が入ってきた。

数秒後。
用を足しながら、オレは並々ならぬ空気を感じた。
そして右の方にちらっと目をやった瞬間、思わずハッと息を呑んだのだった。

み、右側の男がオレの局部を凝視している!
それも激しく身を乗り出して!!

はじめは、オレの足元になにか落し物でもしたのかと思った。
が、推定20代前半の気弱そうなその若い男の視線をたどると、
ヤツの熱い眼差しは、どう見てもオレのあの部分に注がれているのだった。

こ、こ、こ、これは一体、ど、どうしたことか…!
冷静に、冷静に、冷静に。
自分にそう言い聞かせながら、まずは一言。
「おい、何見とんじゃ、ゴルァ!」

一瞬、相手はひるんだようだった。
だが、この直後オレは、予想だにしなかったヤツの発言によって
最大の攻撃を浴びることとなる。
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| 殴り書きメモリーズ | 18:38 | comments(2) | trackbacks(0) |
右側に気をつけろ(前編)
そういえば、オレ自身も忘れていた。
そう、“シリーズ「迷走する愛と性」”のことである。

2004年9月、まさに社会現象真っ只中だった「冬ソナ」や
当時はまだブームに火が点く前だった「電車男」のような
純愛路線に反旗を翻すかのように、
4話オムニバス形式で掲載する予定だったこのシリーズ。
気がつけば、結局これまでに3話分しか発表していない。
という訳で、いよいよ最終話を掲載することにしよう。

ちなみに、1〜3話のラインナップはこんな感じ↓だった。
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| 殴り書きメモリーズ | 23:33 | comments(1) | trackbacks(0) |
愛がすべてさ 今こそちがうよ
今年は衆議院議員選挙のせいで、日本の主要メディアでは
さほど大きく取り上げられることもなく過ぎていったニューヨークの9.11。
だがこの時期になると、オレにはどうしても思い出してしまうテレビ番組があるのだ。

今から3年ほど前のことだっただろうか。
その夜、オレは部屋でひとり、特に観たい番組がある訳でもなく
リモコンを適当にいじりながらなんとなくテレビを観ていた。

すると、ハウント・ドック(検索対策)が当時のメンバー全員で
音楽情報番組に出演しているではないか。
あまりテレビで見かけない人たちだけに、珍しいなと思いながら思わず手が止まる。
もっとも、オレは大モト康平(検索対策)の顔くらいしか判らないので、
後ろのメンバーが一人くらいJAYWALKと入れ替わっていても、多分気付かなかっただろう。

司会の男が、横に座っている大モト康平に話を振った。
「ところで大モトさんは、今回の曲を制作するにあたって、
実際にグラウンド・ゼロにまで行かれたそうですね?」

それを受けた大モト康平は、持ち前のロック・スピリッツで熱く語り出すのだった。
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| 殴り書きメモリーズ | 23:04 | comments(2) | trackbacks(0) |
霊視鑑定の午後(後編)
後編はノンフィクションでお届けします。

はじめに、簡単なパーソナル・データ(名前、生年月日、職業、家族など)を
申告してから鑑定開始。
オレ本人は、“おててのしわとしわをあわせてしあわせ”の状態で目を閉じて黙ったまま。
男がオレの守護霊と会話をすることで、状況を探っていく。

そして、出た結果がこれ↓
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| 殴り書きメモリーズ | 01:28 | comments(7) | trackbacks(1) |
霊視鑑定の午後(前編)
「ここに来たのは、どなたのご紹介で?」
「はい、天照大御神の生まれ変わりと、
あとは凡人も大凡人、木を加えたら大木凡人。この2名です」

社内のごく一部で、にわかにブームとなり始めている霊視鑑定。
週末の午後、オレは南青山のとあるオフィスで、
霊能者を名乗る男を目の前に、静かに椅子に座っていた。

「では何から見ましょう?」
「そうですね…、実は今日ここまで来るとき、やけにラメの服を着た
女性を大勢見かけたのですが。それには何か意味があるのでしょうか?」

「それでは、ちょっと見てみます」
男はおもむろにろうそくに火を点け、数珠を取り出し祈祷を始めた。
そして、それら一連の儀式を済ませたあとで、
オレを凝視しながら穏やかな口調でこう語り出したのだった。
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| 殴り書きメモリーズ | 23:47 | comments(4) | trackbacks(0) |
2丁目から3丁目へ(後編)
中編からの続き)

前方には信号機、後方にはオヤジ。
もはや逃げ場のないオレは、信号待ちをしている群集に紛れて
そっと身を潜める以外に方法はなかった。

それにしてもこういう時にこそ、信号はなかなか青にならないものだ。
こうやって信号待ちをしている間にも、
オヤジはオレの方へ一歩一歩近づいてきているのだろう。

そんなことを考えながら、ふっ、と右を見ると…

!!!!!!!
もうオヤジはすぐ隣に来ているではないか!
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| 殴り書きメモリーズ | 23:56 | comments(2) | trackbacks(0) |
「2ちゃんねる文学」の開花前線
「2ちゃんねる」を掘り起こしてみると、先日触れた「電車男」以外にも
面白い話は結構転がっているものである。
いよいよ「2ちゃんねる文学」が開花する時代が来たのだろうか?

下の2本、多少の脚色はあるだろうが、一応ノンフィクションってことらしい。
元々ドキュメンタリー好きなオレにしてみれば、
下手な小説よりこっちの方がよっぽど興味を持って読んでしまう。
しかしみんな文才あるよなぁ。

◎ぼくとオタとお姫様の物語
まとめサイトはコチラ
クリスマス・イヴにデートの相手として買った女の子。
一夜だけのつもりが、彼女からの誘いで、
ぼくは正月明けに再度その女の子を買ってしまう。
時間を共有するうちに、彼女に惹かれていくぼくと、ぼくに心を開きはじめる彼女。
ところが、彼女のバッグから見つけた1枚のフロッピーには、
知ってはいけない彼女の秘密が保存されていた。
ある晩、彼女はぼくにトラウマを告白する。
「弟は殺されたの。おじいちゃんと、おばあちゃんに」

※約2ヵ月にわたる連載が昨日終わったばかりだが、その結末に賛否両論が巻き起こっている。

◎漏れのスウィートヤングメモリーを聞いてくれ
まとめサイトはコチラ (←左フレームから、一番上の「24」を選択)
西野は、友人に引っ張られながら、女子体操部の練習を
こっそり覗きに体育館裏へと向かう。
覗き穴の向こうには、学校中の男子から注目を集めるマドンナ・片瀬。
だが、覗こうとする友人を肩車しているうちにバランスを崩し、足をくじいてしまう。
一目散に逃げる友人と、ひとり取り残され、覗きが片瀬にバレてしまう西野。
ヤバい、もうダメだ…。女子には変態呼ばわりされるかな…。
そのとき、西野は片瀬の口から意外な一言を聞いた。
「…早く行きな?」

※青春期の甘〜い想い出話。現在も連載中。まもなく終了か!?

| 殴り書きメモリーズ | 01:39 | comments(0) | trackbacks(2) |
2丁目から3丁目へ(中編)
前編からの続き)

一方、そんなオレの心配をよそに、オヤジの方はといえば、
すでにオレの袖を引っ張るまでに距離を縮めていたのだった。

い、いつの間に…。
次の瞬間、オレの脳中枢に緊急指令が下された。
“なんとか振り切れ”

が、次のオヤジの一言が、事態を思わぬ方向に急転回させた。
「ねぇ、頼むよぅ。一緒にあっち行こうよぅ。千円あげるからさぁ

せ、せ、せ、千円!?

数年後には女子高生の使用済パンツに4千円だの5千円だのという
値段がつけられようかというご時世に、オレ本体がたったの千円!?
オレという人間は、女子高生のパンツにも及ばない経済価値の男だったのか…。

そう思うと、気持ちも一気にガクーンと沈む。
もはやライヴの余韻など微塵もなく、上機嫌だったオレのエネルギーは
すべてギラギラと輝くこのオヤジの瞳に吸収され、
いまやオヤジこそが上機嫌なのだった。
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| 殴り書きメモリーズ | 22:41 | comments(2) | trackbacks(0) |
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